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鳥海石ってなに?秋庭をオシャレに飾る天然石の魅力とは…

ギラギラ眩しいかった日々が過ぎ、秋風が吹き抜ける時期になってきましたね。


この前まで、タオル片手にクーラーから離れられなかったのが、噓のような、穏やかな毎日です。


ロハスガーデンズ本社の植物たちも、秋の訪れに敏感に反応し、哀愁を感じさせる、秋の風景へと変わりつつあります。



タイルテラス前の足元には、秋の七草の一つである「ハギ」が咲きました。

万葉集に最も多く詠まれ、古くから日本人に親しまれてきていますが・・・


秋の花というイメージが強いハギ。

実は、夏の盛りから咲き始め、初秋には満開になるってご存知ですか?


しな垂れた枝の先に、赤や紫・ピンク色のグラデーションの花が順番に咲き、風に揺れる姿は、涼しげで、秋を感じます。


非常に生育旺盛で、短く切り詰めてもすぐに大きく枝を伸ばしてくれる、手間のかからない落葉低木です。



こちらは、鮮やかな青色の釣り鐘形の花が、垂れ下がるように咲く「イワシャジン」です。

細い茎に、枝垂れて咲くさまは、繊細で、なんとも言えない風情を醸しだしています。


「イワシャジン」

少し変わった、聞きなれない名前ですが、漢字で「岩沙参」と書きます。


沙参(しゃじん)とは、中国の漢方薬の一種です。


「ツリガネニンジン属」に属するイワシャジンの根っこが、朝鮮人参に似ていることからついたそうです。


残念ながら、滋養強壮作用はないそうですが、見ているだけで、心がやすらぎ、リラックス効果は抜群です。


垂れ下がるように咲く青色のイワシャジンは、秋の夕焼けにも、よく映えますよ。


山岳部の岩場に自生する山野草として人気のイワシャジンは、天然石に寄せ植えをしても、その美しさが一層引き立ちます。



ロハスガーデンズでは、ごつごつとした自然な風合いが魅力の鳥海石(ちょうかいいし)を併せて、楽しんでいます。


鳥海石(ちょうかいいし)とは、秋田県と山形県にまたがる鳥海山(ちょうかいさん)から産出される火山岩です。



天然苔が生えやすく、趣のあるお庭の景石としても、人気があります。


雑木や山野草、宿根草との相性も良いので、自然に近いワイルドな雰囲気のロックガーデンや、趣のある日本庭園にも、おすすめの天然石です。


特に、鳥海石の魅力は、石肌に凹凸があり、吸水性がとても良いこと!


梅雨時期はもちろん、台風や雪が降った後でも、水はけがよいので、沓脱石(くつぬぎいし)としても、おすすめですよ。


春や夏の華やかさとは違う、風情と趣が楽しめる秋のお庭。


季節と共に、秋色に染まっていくようすを、のんびりと楽しみたいと思います。

ロハスガーデンズ ローズでした。



萩(ミヤギノハギ)

学名:Lespedeza

科名 属名:マメ科・ハギ属

原産地:日本(園芸起源と推定されています)

分類:落葉低木


イワシャジン

学名:Adenophora takedae

科名・属名:キキョウ科・ツリガネニンジン属

原産地:日本

分類:多年草(山野草)


手間のかからない植物は、こちらのブログでもご紹介しています



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