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ロハスガーデンズの考える
​メンテナンスフリーの庭

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庭の木を抜きたい!でも、気軽に抜いていいの?
建売住宅の庭木問題を考える

建売住宅を購入すると、庭に植栽や木があらかじめ植えられているケースが多いと思います。プロのデザイナーが周囲の環境や戸建ての雰囲気にあわせ、流行も取り入れながらデザインした庭はとても素敵です。住み始めたころは庭を眺めているだけで豊かな気持ちになった方も多いはず。

しかし、住み始めて時間が経つと・・・いかがでしょうか。

購入時に植えられていた庭木や植栽をどのようにメンテナンスしたらいいのかわからず、なんとなく剪定してみたり、インターネットで検索して自己流でメンテナンスするうちに、なんとも残念なことになってしまって、さらにはどうにも手がつけられなくなってしまったり。そのうちに大きく育ってしまった庭木がフェンスを越えてお隣にまで届いてしまうなど、もう、こんなことなら木そのものを抜いてしまった方がいいのでは?とお困りではありませんか?

とはいえ、木を抜くと縁起が悪いとか、何か不幸なことが起こるんじゃないか、といった心配を相談される方も多くいらっしゃいます。

今回は、「庭木を抜いてしまいたい!でも…」と躊躇している方に、「正しい庭木の断捨離」について、ロハスガーデンズがご提案します。

建売住宅によく植えられている庭木とは

建売住宅の代表的なシンボルツリーとしてよく植えられているものに「コニファー」「シマトネリコ」「ハナミズキ」があります。

 

とくに「コニファー」と「シマトネリコ」は、ロハスガーデンズに伐採・抜根を依頼される樹木の7~8割を占めています。ちょっと厄介な庭木の代表格と言っても良いでしょう。皆さんのご自宅のお庭にも植えられているかも知れません。

 

住み始めた頃はちょうどいいんです。でも数年経つと伸びすぎてお隣の敷地まで伸びてしまい、剪定しようと思ってもなかなか綺麗にできない。そもそもどうやって剪定したらいいかわからないという方は少なくないはずです。

 

では、なぜ、そんな庭木が植えられているでしょうか。

 

それは、建売住宅にとって「都合の良い」理由があるからです。

 

それぞれの庭木について、ひとつひとつ解説していきましょう。

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常緑針葉樹「コニファー」

針葉樹の総称「コニファー」は、針のような細い葉が茂り、冬の間も常緑のまま鑑賞できる庭木です。

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世界的には、数万種に及ぶ品種がありますが、日本で生育できるのは200種程度と言われています。

「コニファー」は見栄えが良いので、外壁や境界線の目隠し、生け垣などとして、建売住宅によく用いられています。

 

しかし、「コニファー」はとても成長が早く、あっという間に枝が伸びてしまい樹形が乱れやすくなります。
 

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屋根まで伸びてしまったコニファー

さらに寒さに弱いため、4~5年も経つと、地面に近い下の方から枯れていき、気がつくと茶色の枯枝だらけになります。

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枯れてしまったコニファー

「コニファー」は定期的なメンテナンスが必要な樹木です。

建売住宅の新築時にコニファーを植えておくと、見栄えが良いため住宅そのものの魅力も向上するようです。その時点ではとても良い雰囲気であっても、10年も経つと厄介になる。手間のかかる樹木のひとつです。

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半常緑樹「シマトネリコ」

半常緑樹の「シマトネリコ」は、モクセイ科の一種です。育てやすさと葉の美しさが魅力です。

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自然樹形で楽しめるので、建売住宅のシンボルツリーとしてよく用いられます。

 

「シマトネリコ」も「コニファー」と同様に成長がとても早く、あっという間に4~5mを超えてしまいます!さらに、開花後に落ちた種から、新芽が成長してしまい、気がついたころには、根が張って抜けなくなってしまっています。

とにかく繫殖力が旺盛過ぎるんです!

近年、ロハスガーデンズにも「シマトネリコ」の剪定のご相談が急増しています。
やはり、新築のときにパッと華やかで見栄えが良い庭木として、建売住宅では大人気だそうで、多くのお客さまから相談いただいています。

「シマトネリコ」のさわやかな姿を維持するには、プロに適切に剪定をしてもらい樹高を抑えることが必要です。
 

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落葉樹「ハナミズキ」

落葉樹の「ハナミズキ」は、春から初夏にかけて白やピンク色のお花が楽しめるほか、秋には紅葉した葉や真っ赤な実が楽しめます。

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一青窈さんのヒット曲でもとても有名な「ハナミズキ」は、公園や街路樹でもよく植えられていますし、市や町の花としても人気です。そしてもちろん建売住宅のシンボルツリーとしても大人気。

「ハナミズキ」は自然樹形で楽しめますが、枝が伸びて日当たりが悪くなると、翌年の花芽が付かなくなってしまいます。定期的なメンテナンスが必要ですが、剪定の時期に翌年の花芽がつくので、誤って切り落としてしまうと、翌年開花しないこともあります。

つまり、「ハナミズキ」は、お手入れの方法を間違えてしまうと、花が咲かなくなり、残念な状態で放ったらかしにされることの多い庭木です。
 

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剪定するのもありだけど・・・

ということで、「コニファー」「シマトネリコ」「ハナミズキ」は、建売住宅でよく植えられている庭木ベスト3でありながら、そのお手入れに手間のかかるワースト3であり、ロハスガーデンズに抜いてほしいと依頼のある庭木トップ3にランクされています。

建売住宅は、引き渡しのとき、建物や備え付けの機器などの説明書やアフタフォローについての案内は用意されています。そういった設備や機器の使い方やお手入れ方法はマニュアルを見ればなんとかなるでしょう。

しかし、庭木についてレクチャーされることは少ないでしょう。

 

いつ頃、どれくらいの頻度で、どういうお手入れをして、何をすべきか、丁寧な説明をする不動産会社はほとんどないのではないでしょうか。

玄関前の枯れた庭木や、境界線をはみ出してしまった庭木をどうしたらいいか。
とりあえずなんとかしなくてはならないので、インターネットで調べて見よう見まねでやってみる。

 

しかし、見るのと作業するのとでは大違いです。

 

動画を真似して剪定してみたのはいいけど、全くうまくいかない。見た目がひどくなる一方で、手間がかかる割に仕上がりも良くならないという悪循環です。

 

結論をいいます。

 

剪定や伐採はプロに任せるのが一番です。

 

確かに、自分がやれば無料ですし、プロにお願いすればお金がかかる。もったいない。でも、そのお金がかかるという考え方をマイナスに考えるのではなく、プラスに受け止めてみるのはいかがでしょうか。

 

プロに剪定をお願いするメリットをプラスに考えてみましょう。

 

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<プロに剪定を依頼するメリットとは>

時短!
プロは専門工具や重機を使って作業をするので、結果的に作業時間が短く済みます。

後片付けもおまかせ!
剪定・伐採した後の木の処分を自分でやるのはとても面倒ですが、全ておまかせできます。

 

専門知識が豊富
庭木や植物の知識が豊富なので、剪定時期や伐・抜根の判断をお任せできます。

 

色々な悩みを相談できる
庭木や植物だけでなく、植栽や雑草対策などメンテナンス方法も相談できます。

 

抜いた後のスペースの有効活用
作業後のすっきりとしたスペースの活用について相談できます。

いかがですか?

 

プロに頼むのはもったいない、と考えている人も多いですが、それとは別に自宅のことは自分でやらなければならないとか、わざわざプロに相談するのは恥ずかしいとか、そういうこと理由で躊躇される方も多いようです。

たかが1本の庭木ぐらい、と思うのではなく、せっかくの自宅スペースですから、有意義で豊かなライフスタイルのために、プロに相談することは決して恥ずかしいことではありません。

ロハスガーデンズには、そういったご相談もたくさんいただいています。


また、施工後に皆さんがおっしゃるのは

「なんだ。もっと早く相談すれば良かった!」

という言葉です。

また、ロハスガーデンズでは「手間のかからない庭づくり」もご提案しています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
 

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伐採ですか?抜根ですか?と聞かれる理由とは

「庭の木を切って欲しいのですが」と業者に依頼すると、「伐採ですか?それとも抜根ですか?」と聞かれことがあります。
 
これには、ある理由があります。
 

伐採(ばっさい)とは
伐採(ばっさい)とは、木を根元から切り倒すことを言います。

リーズナブルな料金で請け負うことができるので「予算を抑えて、とりあえず、早急になんとか
したい!」という場合には、おすすめです。

しかし、伐採したあとのスペースには、切り株や根っ
こが、そのまま残ってしまいます。伐採後のスペースを、有効活用しようと計画している方には、あまりおすすめいたしません。

抜根(ばっこん)とは
抜根(ばっこん)とは、木とともに、根っこごと取り除くことを言います。

木の大きさや、植え付けされている場所、根っこの張り具合によっては、大掛かりな作業となります。料金は、条件により異なりますが、伐採に比べ、おおよそ倍近いくらいの金額となります。

しかし、伐採に比べて、跡地の活用方法の選択肢は大幅に増えます。

とくに跡地に駐車場やサイクルポートの設置をご検討されている方は、抜根が必要不可欠です。

伐採は、チェーンソーやノコギリを使ってご自分で行うことも可能です。ただし、木を倒す方向に気をつける必要があります。切り口や角度によっては、木がお隣の敷地に倒れこんでしまい、思わぬ事故の元になります。

また、残った切り株にシロアリが発生したり、蜂の巣ができることがありますし、人が通る場所にあるとつまずく原因にもなり危険です。

抜根は、基本的にはプロでなくてはできません。業者が重機を使って行います。

伐採に比べると、大掛かりな作業となりますが、切り株が残らないので、シロアリの発生などは防ぐことはできますし、そのスペースを有効活用することができます。

「伐採ですか?」「抜根ですか?」と聞かれて迷うときは、抜いた後にその場所をどのように使うかというところから相談してみると良いでしょう。

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​とはいえ、木を抜くのは心理的に抵抗が・・・

長年、育ててきた庭木。
家族の成長とともに慣れ親しんだ庭木を切ること自体、大きな決断かと思います。

また、古くから「家の守り神」とも言われている庭木を抜いてしまう。そんなことをしても大丈夫かしらと、ためらう方もいらっしゃると思います。

ロハスガーデンズは、庭木に対して、魂の宿る生き物として、常にその生命力へ敬意を払っています。

作業の際には、自然に対しての感謝の気持ちと、木の命を頂くことへの謝罪の気持ちを忘れずに、適切に対処しています。

また、できるだけ庭木が苦しまないよう、庭木が休眠中の時期に作業するなどのご提案もしております。

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庭木を抜いた後の活用方法

さて、庭木を抜いた後は、その場所を有効活用できる可能性があります。場合によっては、「庭の魅力が新たに生まれ変わった!」という方もいらっしゃいます。

たった1本の木を抜くだけで?そんな大げさな!と思う方もいらっしゃるでしょうが、木の幹のサイズは小さくても、樹木のエリアは意外を広く、抜いた後にはさまざまな活用方法があるんです。
 

(1)駐輪場スペースに変身

ロハスガーデンズにご相談いただく中で一番多いケースが駐輪スペースです


玄関ポーチに植えられていたシンボルツリーを抜根して、自転車を快適に停められる駐輪スペースへのリガーデンです。
  
後付けでも庭の雰囲気と違和感がないデザイン、車輪止めのあるデザイン、雨の日でも濡れる心配のない屋根付きのサイクルポートなど、あらゆる駐輪場を施工できます。

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Before

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After

<施工前>
お子さまの成長とともに台数が増え、自転車の置き場に困っていた船橋市A様邸。
玄関前の花壇には、3m以上に成長したシマトネリコが植えられていました。

 

<施工後>
シマトネリ
コの抜根だけでなく花壇ごと撤去し、ご自宅の雰囲気にもあったナチュラルな雰囲気の石張りサイクルポートにリガーデンしました

 

色違いの石をランダムに配置することで、既存のレンガや風景にも馴染み、違和感を感じません。
 

施工期間は、抜根から石張りまであわせて4日間ほどになります。

(2)カースペース拡大&カーポート増設

駐輪場スペースに続き、有効活用として人気なのがカースペースのリガーデンです。

 

お子さまの成長やご家族のライフスタイルの変化とともにカースペースが足らなくなったり、新車購入を機に、愛車を日差しや雨から守ることができる屋根付きカーポートを設置する方も増えています。


施工期間は、敷地面積にもよりますが1週間ほどになります。
 

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(3)目隠しフェンスの設置

庭木は処分したいけど、目隠しの役割を果たしているからと躊躇されている方には、いっそのこと目隠しフェンスの設置をおすすめします。

アウトドアリビングで、ご家族やご友人と楽しむBBQ。
お子さまと一緒に、夏の涼感を味わうプール遊び。
ワンちゃんが、自由に過ごすことのできるお庭。

 

目隠しフェンスによって、周囲の視線を気にすることもなくなり、防犯の対策にもなりますね。

デザイン性の高いアイテムや、さまざまな種類や素材がある目隠しフェンス。お好みのフェンスを設置するだけで、ご自宅の印象もグレードアップできるアイテムになります。

設置面積にもよりますが、 長さ5mほどの目隠しフェンスを施工する場合、1日で施工できます。
 

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まとめ

ご家族の成長をともに見守ってくれたシンボルツリー。
優しい自然の木陰を作り出してくれた、思い出のある庭木。

でも、成長と共に枝葉は増え、元気な木の間には、枯れてしまう木も混じり始めます。

そんな中、生活スタイルの変化とともに、ついほったらかしにしてしまうこともあるかと思います。

お隣さんの敷地まで伸びてしまった庭木が、ご迷惑をかけてしまい、気まずい思いをしたり、忙しい生活の中で、お手入れが煩わしくなったりした時が、リガーデンのタイミングなのかもしれません。

ロハスガーデンズでは、常にお客さまに寄り添い、一緒に考え、現在の生活スタイルにあった、最適な空間をご提案いたします。

お庭や外構の、使いにくい部分や使えなくなってしまった部分を、ライフスタイルに合わせて改良・リノベーションする「リガーデン」。ぜひ一度、ご相談ください。

リガーデンについては、こちらのブログでも、ご紹介しています。
 

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ロハスガーデンズでは、お客さまのライフスタイルに最適なリガーデンをご提案します。

 

こんなお庭にしたい!というイメージを持ってリフォームを検討している方はもちろん、何をしたら良いか分からないけど、とにかく庭木で悩んでいる!という方も、ぜひ一度、ロハスガーデンズにご相談ください。

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