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オランダのお庭のご紹介


皆さまこんにちは!ロハスガーデンズの松谷です。

先日秋のオランダのガーデンに視察に行ってきました。

何故オランダ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


一般的に外国の庭と言えばやはりイングリッシュガーデンを一番に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。


イギリスのお庭は色とりどりの花々の咲き乱れるお庭、手間ひま愛情と時間をかけて、たくさんの花を咲かせる喜びに満ちたお庭です。バラなどはその典型とも言える植物です。

庭を眺めて季節の移り変わりを感じながら日々を過ごしたい・・・。

お庭を持つ方なら誰でも一度は憧れる生活です。


ところが実際お庭を持ってみると、毎日忙しくて庭にかけられる時間がなく、植物の手入れ、雑草抜きといった作業がストレスになってしまっている方が多いのではないでしょうか?


その点、オランダのお庭は非常に現実に即して作られています。

今、世界で一番注目されている庭はオランダのPiet Oudolf(ピエト・オードルフ)氏の庭。


何故なら、植物の生命力を活かしており、最小限の労力で管理ができるからです。

気候変動や地球環境の変化が叫ばれる昨今、世界中の人たちが皆、彼の最先端の庭に大注目しています。

ローメンテナンスな宿根草植栽

こちらはPiet Oudolf氏による設計の秋のガーデンの写真です。

秋色がとってもきれいですね。・・・・・・秋色?

そう、この宿根草のお庭の特徴は、放っておいてもよく育つ「イネ科のグラス植物が多用されている」こと。


また、日本と決定的に異なるのは、咲き終わって枯れた植物は種をつけて枯れるにまかせ、「切り戻さずに放っておく」ことです。


そのため、このように茶色みを帯びた秋色のガーデンとなるのです。

他の植物も環境に合っていて丈夫に育つということを第一に考えて選ばれていますので、シュウメイギクやツワブキ、アジサイなど日本でもなじみのある植物もたくさん使われています。


また、カラーリーフ類をはじめとする花を観賞しない植物もよく登場します。

下の写真はオランダのお家とお庭の写真、グラスやグリーンが多く、花の色の種類はやや少ない自然な雰囲気。

グラス(ディスカンプシア、カラマグロスティスなど)の穂とエキナセア?のシードヘッド。


ちなみにこちらは秋の始め、9月の風景。

実際、普段目にすることは少ないのですが、植物が種をつけたフォルムというのもなかなか素敵なものです。

ベロニカ?の11月の姿。お庭に植えておけば、毎年ドライフラワーとしてお部屋の中でも楽しめます。

これはドライフラワーのオブジェ、人の背よりも高い。

1.8mから2mくらいかな。

アンゼリカのドライですね。

所かわってこちらはロハスガーデンズプラス展示場。

小さなかわいい丸い玉がいくつも。

ルドベキアはシードヘッドの数も多く、一番きれいに残るのでオススメです。

しかも丈夫で育てやすい。

ワレモコウももう少しでシードヘッド。

健気に咲き残っているのはオミナエシ。どちらも古くから日本にある植物達。

風が吹くとグラスの穂と一緒にそよぎます。

松ぼっくりも立派なシードヘッドです。

クリスマスの飾りと一緒に。

春から夏のお手入れの特徴


そしてオランダの春から夏のお庭の作業ですが「灌水装置を使う」、「基本的に無農薬、無肥料」。


肥料は使用するとしても必ず有機肥料を使います。


有機肥料は土壌の微生物が増えやすく元気な土になるので、植物が丈夫に育ちます。

また、除草に関してですが、宿根草が十分に育ちコロニーを形成してしまえば、雑草は生えにくくなります。


そもそも雑草も植物のうち、景観を壊さない程度には大目に見てあげるのもよいのではないでしょうか。

このように人の労力を極力かけないのがPiet Oudolf氏の「新宿根草主義」のガーデン。

現在、世界的に注目される思想となっています。

私たちロハスガーデンズは手入れに苦労のないローメンテナンスな庭、

月に1回程度、植物たちの様子を見ながらお手入れをして頂く程度で維持できるオランダの思想に基づいた持続可能な庭をご提案します。

でも、もっと手をかけたくない、そもそも虫が苦手・・・、という方には。。。

オランダの他のガーデンをご紹介しますので次回にご期待下さい。

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