こんにちは!
最近外構用語のお話をしていなかったので、今日は久しぶりに
用語のご説明を。
今日のワードは「仮設工事」
通常お見積りの一番最初に出てくる項目ですね。
こちらは
「工事前後に発生する形に残らない作業のこと」です。
仮設工事に含まれる具体的な主な項目は
水盛り遣り方(ミズモリヤリカタ)
土地のレベル(高さ)を出す作業のこと。レベル出しとも言います。
土地や道路は場所により高低差があるため、
まず基準点となる地点を決め、他の地点がどれくらい土地の高さの差があるのかを計測しないと構造物が計画通りの高さで作れません。
この作業によりそれぞれの構造物の実際に完成する納まり、
駐車場などの水を流すための勾配(注1)などが決まります。
養生費(ヨウジョウヒ)
工事や解体の際、家や既存物などに傷や塗料などの汚れがつかないように、
あらかじめ板やシート、テープなどでカバーしておく作業が養生です。
その作業にかかる費用です。
発生材処分費(ハッセイザイショブンヒ)
ごみ処分費とも言います。
外構を作る際にはどうしても、セメントやレンガ、石材や、木材の端材などの
ごみが出ます。産業廃棄物となりますのでその処分にかかる費用、手間代です。
搬入費・搬出費(ハンニュウヒ・ハンシュツヒ)
外構工事は土や砂、コンクリートなどを使用する為、通常すぐ近くにトラックや重機が入って工事することが前提となっています。
駐車している場所から、離れた距離での作業の場合これらを人力で運び込む、もしくは運び出す必要があり、その手間代です。
以上がよく計上される項目です。
また、高いブロック塀を作る際や塗装工事の時に使用する「足場作成」なども仮設工事に含まれます。
それぞれの金額は工事の規模や内容にもより異なり、剪定工事や植栽工事などは仮設工事がない場合もあります。
どの会社のお見積りでも大体一番最初に入っているので、今度ぜひ見てみて下さいね。
ではまた。
※注1
勾配(コウバイ)
傾斜のこと。
水平に対してどれくらい傾いているかその傾き具合。通常は%で表す。
その他の外構用語集はこちら。