あらかじめ植物が植えられている建売分譲地は、住みはじめるその日から緑を感じられてとても魅力的ですよね。
建物がより素敵に見えて雰囲気も良く、建売の購入を決めたという方も多いのではないでしょうか。
ところが、暮らしはじめて数年経つと、「落ち葉の掃除が大変」「お隣や道路にはみ出してしまわないように、年に何回も剪定しなくてはいけない」などの悩みが出てくることも。
実際にロハスガーデンズでは、このようなお悩みでお問い合わせをいただくことがけっこう多いんです。
施工後
今日は、約10年前に植栽つきの分譲住宅をご購入された船橋市S様邸のリガーデン工事をご紹介します。
今回、ロハスガーデンズのHPからメールにてお問合せをいただきました。
S様からは、今回のリガーデンで植栽の内容などを見直し、愛犬(トイプードル)と遊べるお庭にしたいというご要望をいただきました。
【ご要望】
・植栽の見直し
・愛犬を庭に放すためのフェンス設置
・愛犬が遊べる芝生のスペース
・サイクルポート設置 など
施工前
区間の角地にあたるS様の敷地は少し特徴的で、お庭とはべつに道路側にあえて広めの植栽スペースが設けられていました。
近隣のほかのお宅よりも植栽の量も多く、お庭と段違いになっているため植木のお手入れをするにも道路に出て作業しなくてはなりません。
目隠しとして植えられたトキワマンサクもかなり成長していて、成長スピードも早いので手入れが追いつかないとお悩みでした。
↑お打ち合わせ中のイメージ図面がこちら。
当初S様からは、「縦格子のフェンスでお庭を完全にぐるっと囲いたい」とご要望をいただいていました。
ところが、ここでも悩ましい敷地条件が出てきます。
S様の敷地の既存ブロックは、曲線のデザインになっていました。
フェンスは基本的に直線的に作られていますから、無理に曲線のラインに合わせようとすると切り詰めなどの加工が必要になります。
そうすると見た目がいびつになるのはもちろん、余分な材料が必要になったり加工費がかさんだりするというご説明をして、無理な加工はせずに角柱と組み合わせたご提案をしました。
施工後
施工前
お打ち合わせが進む中で、S様のイメージに近い木目感がないということで、縦格子から横張りのフェンスに変更しました。
全体的な色味は落ち着いたグレーに決まりました。
道路側の植栽スペースは、落ち葉の手入れが少しでも楽になるようにというご要望で部分的に石張りのデザインを取り入れました。
施工後
フェンスと角柱で囲いきれない既存樹木の根本には、手入れが楽な低木を寄せて植えることで、わんちゃんが簡単には外に出られないように工夫しました。
角柱隙間の寸法も、実際に室内で旦那様に検証してもらい、「これならわんちゃんが通ろうとしないな」という寸法にしました。
※今回は10センチの隙間を採用
施工後
新しく設置した立水栓は、わんちゃんの足も洗えるシャワー付きの仕様にし、水受けも広めに設定しました。
※90センチ×60センチ程度
最後に、わんちゃんのための天然芝を敷きました。
S様がお住まいの分譲エリアでは、植栽に関しての協定があり、ある程度の植栽を植える必要があるということで、道路側には管理が楽な低木や下草を新たに植えました。
施工後
今回のリガーデン工事は、実働で2週間半程度で完成しました。
これから、お庭でわんちゃんと楽しく過ごしていただけますように。
S様、この度は本当にありがとうございました!
ロハスガーデンズ 高木
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