2021年3月24日2 分

モネの家、庭で感じるジャポニズム

最終更新: 2021年3月26日

ここはフランス?

モネの家、庭で感じるジャポニズム

フラワーデザインオードリー 

チーフの山下です。

2017年7月に実施したフラワーデザインオードリーのフランス研修レポート第2弾をお届けします。

研修後半はフランスの田舎、小さな村ジヴェルニー、モネが晩年を過ごした家へ。

画家であるモネがアトリエとしても使っていた部屋、キッチン。

壁の色、タイルの色も決して煌びやかではなく、まわりの環境にも自然に溶け混んでいます。

そして目に入ってきたのは数々の日本画。

歌川広重、葛飾北斎…など、ザ・ニッポン!と感じるコレクション。

庭を歩いてみると、多年草が自然に青い空に向かって気持ちよさそうに花を咲かせていました。

そしてモネの代表作’睡蓮‘のある池へ。そこには作品と全く同じ風景が広がって…

大きな木、しなだれる柳、風にそよぐ草花、水辺の花、光と影。どこをとっても絵になる風景ですべてが美しい✨

モネの庭は日本風庭園といわれていて、池にかかる太鼓橋と柳はまさに日本。

この庭のデザイン、手入れもモネ自らして、この美しい庭をモチーフに作品を描き続ける…

モネは印象派、写実主義といわれていますが、自然の光を忠実に捉え、再現するにはまさにピッタリの庭だったのでしょうね。

モネの家に行く途中に絵本に出てきそうな可愛い家や、かつては戦争の要塞にもなった石造のお城なども見て行きました。

アパートがあったパリの石畳の街並み。

日本と絶対的に違うところは原色の自動販売機や、看板がなく壁やドアの色も街に馴染んで自然に感じたところです。

ナチュラル、ビンテージ、アンティーク、サスティナブルなどいろいろワードはありますが、その環境に合った、自然な、自由な、美しさにこだわるまさにパリのエスプリ、フランスのエスプリを感じました。

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